Wednesday, September 14, 2016 9:52 AM

イスラム女性の服に放火 NY5番街、憎悪犯罪か

 ニューヨーク中心部で13日までに、イスラム教徒の観光客の女性が服に放火される事件があった。大きなけがはなかったが、世界各地で続くイスラム過激派によるテロを背景に米国ではイスラム教徒への嫌がらせが増えており、ニューヨーク市警は憎悪犯罪(ヘイトクライム)とみて調べている。

 市警の発表や米メディアによると、10日午後9時ごろ、高級ブランドの店舗が立ち並ぶ目抜き通りの5番街で、英国から来た女性(35)が歩いている最中に、自分のブラウスの左腕部分が燃えているのに気づいた。女性はたたいて消し止め、病院には行かなかった。

 女性は典型的なイスラム教徒の服装だった。直後に、近くにライターを手にした男がいるのに気づいたが、男はすぐに無言で立ち去ったという。(共同)