Wednesday, September 14, 2016 9:54 AM

米部隊は残留と比国防相 大統領発言の修正相次ぐ

 フィリピンのロレンザーナ国防相は14日、同国のドゥテルテ大統領が国外退去を求めた南部ミンダナオ島に常駐する米軍特殊部隊について、残留することになると述べた。大統領の場当たり的な発言を部下の閣僚らが修正するという事態が相次いでおり、フィリピンの外交政策の混乱が続いている。

 ロレンザーナ氏は下院での予算審議で、米軍特殊部隊はミンダナオ島西部サンボアンガのフィリピン軍基地に駐留し、数年前には約600人が展開していたが、現在は107人と明らかにした。

 部隊は無人偵察機を使ってイスラム過激派の拠点を偵察したり、フィリピン軍部隊の訓練・教育を行ったりしているという。(共同)