Wednesday, September 14, 2016 9:54 AM

ミャンマーがCTBT批准 核実験禁止の動き後押し

 ミャンマーが包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准したことが14日分かった。ミャンマー外務省が明らかにした。CTBT機構準備委員会(本部ウィーン)によると、アフリカのスワジランドも批准、両国は近く国連に批准書を寄託、批准国は166カ国になる。

 ミャンマーは軍事政権時代に国際社会から孤立し、北朝鮮の支援を受けた核開発疑惑が指摘されていた。3月に発足した文民政権は今回の批准で透明性をアピールするとともに、核実験禁止を求める国際的な動きを後押しする考えだ。

 岸田文雄外相が5月にミャンマーを訪問した際、新政権を事実上率いるアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相に早期批准を促していた。新政権が8月に批准案を連邦議会に提出し、賛成多数で可決された。(共同)