Wednesday, September 14, 2016 9:55 AM
核軍縮、難民問題が焦点 国連総会新会期
国連総会(193カ国)の第71会期が13日、開幕した。包括的核実験禁止条約(CTBT)採択から20年を機にオバマ政権が安全保障理事会で採択を目指す核実験自制を要求する決議案のほか、第2次大戦後、最多に膨らんだ移民・難民対策も主要テーマとなる。会期は1年間。
開幕式典で演説した潘基文国連事務総長は、2030年までに極度の貧困や飢餓を撲滅することなどを掲げた「持続可能な開発目標(SDGs)」の着実な履行を促した。オバマ政権にとっては最後の国連総会となり、決議採択によって「核兵器なき世界」への機運維持につなげたい意向だ。
国連総会は19日に移民・難民の包括的な対策について話し合うサミットを開く。一般討論演説が始まる20日にはオバマ大統領主宰の難民支援資金に関する首脳級会合も開かれ、国際社会の支援総額が公表される。(共同)
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