Monday, July 29, 2019 10:34 AM

黒人下院委員長を激烈攻撃 トランプ氏、人種問題再燃も

 トランプ大統領は27日のツイッターで、政権への対決姿勢を強める黒人のカミングス下院監視・政府改革委員長(民主党)を激しく攻撃し、下院議員として選出された東部メリーランド州ボルティモアの選挙区も「ネズミがはびこり、吐き気がするめちゃくちゃな場所」と口汚く非難した。

 これに対しペロシ下院議長(民主党)が「われわれは人種差別主義者の攻撃を拒絶する」と批判するなど多くの議員やボルティモア市長が猛反発。新人女性議員4人に対し「国に帰れ」と攻撃した発言に続き、再び非白人議員を狙い撃ちした今回の発言を巡り論争が再燃する可能性がある。

 トランプ氏は「カミングス議員は南部国境の状況について声を荒らげたが、彼の選挙区の方が実際ははるかに危険で米国最悪とされる」と批判。「なぜ多くの資金が投入されたのに米国で最も危険なのか。どんな人間もあそこには住みたくない」と非難を続けた。(共同)