Thursday, September 15, 2016 10:01 AM

主治医が「健康」と太鼓判 クリントン氏遊説再開前に

 大統領選の民主党候補クリントン前国務長官(68)の陣営は14日、健康不安が広がるクリントン氏の医療記録を公表した。肺炎から回復し「大統領の職務をこなすことができる」と主治医が太鼓判を押している。

 共和党候補トランプ氏(70)とともに、当選すれば就任時点で歴代1、2位を争う高齢の大統領となるため、健康問題は争点の一つ。クリントン氏は9日に肺炎と診断されたのにすぐに公表せず、メディアに「情報隠し」と指摘された。15日の遊説再開を前に、健康不安説を払拭し、透明性を確保する狙いがクリントン氏陣営にある。

 医療記録によると、クリントン氏の血圧やコレステロール値は正常値だった。国務長官在任中に起こした脳振とうの再発を防ぐ薬や甲状腺、アレルギーに関する薬を服用している。(共同)