Tuesday, August 06, 2019 10:20 AM
防衛費、過去最大額要求へ 来年度予算5兆3000億円超
防衛省は2020年度予算の概算要求で、過去最大となる5兆3000億円超を計上する方針を固めた。宇宙やサイバー空間など新領域の強化、最新鋭ステルス戦闘機F35を含む米国製の防衛装備品の調達などに充てる。北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射への対処策も盛り込む。政府関係者が6日、明らかにした。
防衛費は、12年の第2次安倍政権発足以降、7年連続で増額。19年度当初予算は5兆2574億円で過去最大を更新しており、予算膨張の懸念が指摘されている。
概算要求では、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の関連経費として、設置に伴う土地造成費や津波対策費の計上を見送る。秋田、山口両県への配備計画を巡り、防衛省の調査にミスが相次いだ件を踏まえた。30年代に退役が見込まれる航空自衛隊F2戦闘機の後継についても、開発費の計上は見送る構えだ。(共同)
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