Friday, August 16, 2019 10:24 AM

外国巻き込み民主党攻撃 再選にらむトランプ氏

 トランプ大統領は15日、イスラエル入国拒否となった野党民主党のイスラム教徒の女性下院議員2人を「反イスラエルで民主党の顔だ」とツイッターで非難した。再選を目指す来年の大統領選に向け、民主党に「反ユダヤの過激な党」とのレッテルを貼り、中道派支持層の離反を促す狙い。外国も巻き込み分断をあおる手法に批判が出ている。

 2人はパレスチナ系のタリーブ氏と元ソマリア難民のオマル氏。2人とも昨年秋の中間選挙で初当選した急進左派「プログレッシブ(進歩派)」で、トランプ氏が入国拒否を働き掛けていた。

 トランプ氏は、2人を含む非白人で急進左派の女性新人議員4人への攻撃を続けてきた。7月には「(4人が)国を憎んでいる」と主張し「国を出て行け」と言ってのけ、波紋を広げた。(共同)