Friday, August 30, 2019 10:14 AM

ヤマハのシリコンバレー投資部門、農業ロボットに照準

 ヤマハ・モーター・ベンチャーズ&ラボラトリー・シリコン・バレー(YMVSV)は27日、カリフォルニア州拠点の農業向け技術新興企業アドバンスト・ファーム・テクノロジーズ(AFT)のシリーズA資金調達を主導して総額750万ドルを集めたことを明らかにした。

 ロボティック農機の開発に特化するAFTは、いちご収穫機「T-6」を含む農作業ロボットを開発している。

 YMVSVは、1億ドルの新興企業投資基金「Yamaha Motor Exploratory Fund」を運用している。

 ビジネスワイヤによると、YMVSVのジョージ・ケラーマンCEOは「収穫や食品配達といった作業に自動化をもたらし、世界的な食品供給網の課題を解決する革新的技術ソリューション群がわれわれの投資分野だ」と話した。

 AFTの今回の資金調達にはクボタも参加し、クボタは数億円を投資した。

 AFTは、収穫ロボットのほか、収穫ロボットを使った収穫作業請け負いサービスも農家に提供している。