Monday, September 09, 2019 10:53 AM

飛行計画の登録ルール化 ドローン事故防止で国交省

 小型無人機ドローンの事故を防ぐため、国土交通省は、危険度の高い飛行を計画する運航者に対し、日時や詳しい経路の事前登録を求める新たなルールを定めた。登録された情報は専用サイトで公開し、他のドローン運航者や、河川敷や公園への離着陸で飛行空域が重なりやすいドクターヘリの操縦者などが把握できるようにしている。

 重さ200グラム以上のドローンを市街地やイベント会場の上空、空港周辺で飛ばしたり、操縦者が目視できない範囲を飛ばしたりといった危険度の高い飛行をする場合、航空法は事前に国の許可を得るよう定めている。

 国交省はこれまでも運航者らが互いの飛行計画を登録し、共有するサイトを運営していた。だが入力は任意で全ての計画は網羅されていなかったため、許可を得た計画の入力を必須とするルールを7月下旬に設けた。サイトのログインIDは誰でも取得できる。(共同)