Friday, September 16, 2016 1:15 PM

アサド政権に影響力行使を 米長官、ロシア外相に要求

 ケリー米国務長官は16日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、シリア北部の激戦地アレッポなどへの人道支援が実現するようロシアがアサド政権に影響力を行使するよう求めた。国務省が発表した。

 ケリー氏は、人道支援が行われない限り、シリアで過激派を空爆するために米ロ両軍が調整する合同センターは設立しないと述べた。

 ロシア国防省は15日、アレッポへ人道支援物資を供給するためアサド政権軍が撤退を始めたと発表したが、米国防総省は撤退を確認していない。(共同)