Monday, September 16, 2019 10:38 AM
トランプ氏、報復を示唆 サウジ攻撃、イランに疑い
トランプ大統領は15日、サウジアラビアの石油施設に対する攻撃について、ツイッターで「検証次第では臨戦態勢だ」と述べ、サウジ側の検証結果を踏まえ報復措置を取る可能性を示唆した。名指しは避けたがイランが関与した疑いを強めており、意欲的とみられた米イランの首脳会談も一転慎重な姿勢に転じた。米イランの緊張が再び高まる恐れがある。石油施設の復旧には数週間かかる見通しで、原油価格は急騰した。
トランプ氏は「われわれは犯人を知っている。そう信じる理由がある。検証次第では臨戦態勢だが、サウジ側が誰の犯行とみているかの見解を待っている」と投稿した。今月の国連総会に合わせ検討が報じられていた首脳会談についても、会談に前提条件を設けないとの報道は「不正確」と指摘した。原油供給を確保するため、必要に応じて戦略石油備蓄の放出を許可した。
15日のニューヨーク原油先物相場は一時、約4カ月ぶりの高値水準となる1バレル=63ドル台をつけ、前週末終値に比べ約15%上昇した。(共同)
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