Friday, September 16, 2016 5:56 PM

シリア停戦合意公表を ロシア外相、米長官に

 ロシアのラブロフ外相は16日のケリー国務長官との電話会談で、両氏が先週合意したシリア停戦の全内容を公表し、国連安全保障理事会で承認手続きを取るよう要請した。ロシア外務省が発表した。

 ロシア側の説明によると、米ロ間のシリア停戦合意には一連の文書があり、双方が履行すべき義務が書かれているという。公表を拒否している米国に対し、ロシアは明らかにするべきだと訴えてきた。

 一時停戦に入ったシリアでは散発的な戦闘が続いており、北部アレッポへの人道支援が実現していない。米国はロシアが影響力を行使してアサド政権軍を撤退させるべきだとし、ロシアは米国が反体制派に攻撃をやめさせるべきだと主張している。(共同)