Monday, September 19, 2016 10:17 AM

容疑者はアフガン出身の男 NY爆発、武装し危険

 ニューヨーク中心部で17日に起きた爆発事件で、デブラシオ市長は19日、米国籍を取得したアフガニスタン出身の男、アハマド・カーン・ラハミ容疑者(28)を特定し、行方を追っていると明らかにした。米メディアが伝えた。市長は同容疑者が武装している可能性があり、危険だとしている。ただ、同容疑者が事件にどう関与したかは分かっていない。

 一方、爆発の現場と、数百メートル離れた手製爆弾のような不審物が見つかった場所の2カ所で事件直前、同一人物とみられる男が同じような大きなバッグを運んでいたことが判明。17日に爆発したものが、この不審物と同様、圧力鍋を使った手製爆弾だったことも分かり、連続爆破を狙った犯行だった可能性が強まった。

 また、ニューヨーク市近郊のニュージャージー州エリザベスで18日夜、パイプ爆弾とみられる五つの不審物がごみ箱から見つかり、捜査当局による処理の途中で一部が爆発した。けが人は出ていない。ニュージャージー州では17日、エリザベスから約80キロ南のシーサイドパークで、やはりパイプ爆弾が爆発している。一連の爆発について当局がニューヨークの爆発との関連を調べている。(共同)