Monday, September 19, 2016 1:11 PM

仏エネ大手に税優遇疑い EU調査

 欧州連合(EU)欧州委員会は19日、フランスのエネルギー大手エンジー(旧GDFスエズ)に対するルクセンブルク当局の法人課税が、違法な補助に当たる疑いがあるとして本格調査を始めたと発表した。グループ会社間の金融取引を巡り、優遇した可能性があるとしている。

 欧州委によると、ルクセンブルク当局は2008年以降、エンジーのグループ会社間の貸借取引に関し、貸し手と借り手で矛盾した会計処理により課税対象となる利益を圧縮することを認めた疑いがあるとされる。(共同)