Thursday, October 10, 2019 10:21 AM

セブン&アイ、3000人削減 そごう・西武の5店舗閉鎖

 セブン&アイ・ホールディングスは10日、そごう・西武やイトーヨーカ堂などグループ各社のリストラ策を公表した。そごう・西武で5店舗を閉鎖、2店舗を縮小するほか、イトーヨーカ堂は全国33店舗を整理対象とする。2社合わせて約3000人を削減する見通しで、百貨店や総合スーパーの経営不振が改めて示された形だ。コンビニのセブン-イレブンでは、フランチャイズ加盟店が本部に支払うロイヤルティーを減額し、同時に不採算店舗約1000店について、閉鎖や立地移転を行う。

 そごう・西武の閉鎖店舗は西武岡崎(愛知)、西武大津(滋賀)、そごう川口(埼玉)、そごう西神(兵庫)、そごう徳島(徳島)の各店で、2020年8月から21年2月までに閉鎖する。西武秋田(秋田)と西武福井(福井)の2店は店舗面積を減らす。

 セブン&アイの井阪隆一社長は10日の記者会見で、5店舗の閉鎖について「選択と集中を推進する。採算性の改善が困難と判断した店の閉鎖を決断した」と述べた。(共同)