Wednesday, October 16, 2019 10:22 AM

半数超は水害で死亡か 台風19号、土砂災害も

 台風19号で犠牲となった12都県の77人(16日午後時点)のうち、半数超の47人は浸水や洪水といった水害で死亡したとみられることが16日、共同通信の集計で分かった。土砂災害による死者も11人に上る。広範囲の暴風雨が、地形などにより複合的な被害をもたらしたことが浮き彫りになった。死亡状況が依然不明の犠牲者もおり、今後の防災対策のために詳細な検証が不可欠だ。

 12都県の災害対策本部などが発表した内容や、犠牲者の自宅や発見現場での取材を通じて分析、現段階で可能性が高いとみられる死亡原因を「水害」「土砂災害」「その他・不明」に分類した。

 死者が27人と最も多い福島県では、県がいわき市で6人が溺死と発表。本宮市では浸水した地域で7人が見つかるなど、20人が水害で死亡した。(共同)