Thursday, October 17, 2019 9:49 AM
いじめ最多54万件、3割増 学校8割認知、18年度調査
全国の国公私立小中学校と高校、特別支援学校における2018年度のいじめの認知件数は54万3933件で、過去最多だったことが17日、文部科学省の問題行動・不登校調査で分かった。前年度から31.3%、12万9555件の大幅な増加。いじめが確認された学校は6.4ポイント増の80.8%に上った。心身に深刻な被害が生じるなどの「重大事態」も128件増の602件で最多だった。
文科省の担当者は認知件数が大幅に増えた要因について「いじめを広く定義した13年施行のいじめ防止対策推進法を踏まえ、積極的な認知を求めてきたことが大きい」と説明し、問題解決の第一歩として肯定的に捉えているとした。重大事態の増加には「重く受け止め、さらなる対応を検討したい」とした。
いじめの認知件数は、小学校が42万5844件(10万8723件増)。低中学年の増加が目立ち、小1〜小4ではいずれも約2万件増えた。中学校は9万7704件(1万7280件増)、高校は1万7709件(2920件増)、特別支援学校は2676件(632件増)だった。(共同)
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