Thursday, October 17, 2019 9:51 AM

トランプ氏「正気失った」 議長罵倒、いらだち頂点

 「正気を失っていた」。米野党民主党のペロシ下院議長らは16日、ホワイトハウスで開かれたシリア情勢を巡る会合で、トランプ大統領から口汚く罵倒されたと批判した。トランプ氏がペロシ氏を「三流」とののしり決裂。下院で進む大統領弾劾調査に神経をとがらせる中、シリア北部からの米軍撤収決定を批判され、いらだちが頂点に達したようだ。

 米メディアによると、共和、民主両党の議会幹部を集めた協議の冒頭、トランプ氏はトルコのエルドアン大統領宛てに、シリア北部侵攻に際し「きつい内容の手紙」を送りつけたと自慢し始めた。

 手紙では、エルドアン氏に対し「いきがるな」「ばかなことはするな」と俗語のような表現で、クルド人を虐殺しないようけん制していた。(共同)