Tuesday, October 22, 2019 10:44 AM

カナダ、首相続投 総選挙、少数与党に

 カナダ下院(338議席)の解散に伴う総選挙が21日投開票された。中道左派の与党自由党が第1党となり、党首のトルドー首相が続投する見込みとなった。ただ自由党は大幅に議席を減らし、過半数に届かない少数与党になる。政策ごとに他党との協力を模索することになり、政権運営は難しさを増す。

 トルドー氏は隣国のトランプ大統領と一線を画すリベラルな政治姿勢を打ち出してきたが、スキャンダルが相次ぎ苦戦を強いられた。22日、支持者の集会で「私たちはカナダを前進させることを選んだ」と述べ、勝利を宣言した。

 カナダ放送協会(CBC)によると、未確定の2議席を残して自由党の獲得議席は155、最大野党で中道右派の保守党は121、ケベック地方の独立を目指すケベック連合が32、左派の新民主党が24。(共同)