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Wednesday, November 06, 2019 10:01 AM

首相、文科相更迭を拒否　英語試験見送り問題

　安倍晋三首相は6日、衆院予算委員会の集中審議で、大学入学共通テストでの英語民間検定試験の導入見送りを巡り、野党が求めている萩生田光一文部科学相の更迭を拒否した。「今後もしっかりと職責を果たしてほしい」と述べた。英語試験に関し「指摘された課題を克服できるよう、しっかりと検討させたい」と表明。萩生田氏は共通テストでの国語、数学の記述式問題を予定通り導入する考えを示した。首相は公選法違反疑惑を巡る2閣僚の辞任を陳謝した。

　無所属の今井雅人氏は、経済的、地域的な格差が生じるとした英語試験に関し「身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」と発言した萩生田氏に辞任を要求。導入見送りの判断も遅れたと追及した。

　萩生田氏は「私の果たすべき責任は、延期した試験制度を磨き上げることだ。全力を挙げて取り組む」と拒否した。民間試験の活用を決めた経緯を検証するため、過去に非公開で行われた関連会議の議事録を基本的に公表する意向を示した。（共同）