Tuesday, September 20, 2016 5:46 PM

「米本土到達」強く懸念 北朝鮮ミサイルで米軍高官

 米戦略軍の次期司令官に指名されたハイテン氏は20日、北朝鮮が新たに開発した推力80重量トンのロケットエンジンの燃焼実験に成功したと発表したことに関し「事実ならば、北朝鮮が米本土に届くミサイル発射能力を持つことになる」と指摘し、強い懸念を表明した。

 就任承認に向けた上院軍事委員会の公聴会で語った。北朝鮮の行動は「予測不可能で、抑止するのが最も困難だ」と強調。米本土へのミサイル到達を念頭に置いた防衛体制の構築を進める必要があるとの認識を示した。

 国防総省の報道担当者は、北朝鮮のロケットエンジンの燃焼実験に関し「安保理決議違反に当たる」と非難した。(共同)