Thursday, November 14, 2019 9:39 AM

陛下、令和の大嘗祭 即位重要祭祀、未明まで

 皇位継承の重要祭祀「大嘗祭」の中心儀式「大嘗宮の儀」が14日夜、皇居・東御苑に特設された大嘗宮で、公的な皇室行事として営まれた。即位した天皇が五穀豊穣や国の安寧を祈る儀式で、「秘事」とされる。14日夜の「悠紀殿供饌の儀」と、15日未明の「主基殿供饌の儀」がある。

 神道形式の大嘗祭に対する公費支出を巡っては、1990年に催された前回から、憲法の政教分離原則に反するとの批判が根強いが、政府は令和の今回も公的性格を認め、費用は皇室の公的活動費「宮廷費」を充てた。総額約24億4000万円となる見通し。

 宮内庁は、安倍晋三首相ら三権の長や閣僚、全国の知事、各界の代表ら675人を招き、悠紀殿の儀には510人が参列した。(共同)