Wednesday, September 21, 2016 10:24 AM

壁建設で「捕らわれの身」 オバマ氏、統合進展訴え

 オバマ大統領は20日、国連総会の一般討論演説で、「壁に囲まれた国家は自らを捕らわれの身にするだけだ」と述べ、経済統合の進展や、融和的な国際社会の構築を呼び掛けた。

 環太平洋連携協定(TPP)に反対し、不法移民阻止のために国境地帯に壁を築くと主張する大統領選の共和党候補トランプ氏(70)を暗に批判した発言とみられる。

 残り任期約4カ月となったオバマ氏にとって今回は最後の一般討論演説。世界的な金融危機からの経済再建やイラン核合意など多国間の協調による成果を強調した。(共同)