Tuesday, November 26, 2019 9:26 AM
車いす乗車拒否、処分も スロープ付きタクシー
車いすのまま乗車できるスロープ付きのユニバーサルデザイン(UD)タクシーで、車いす利用者への不当な乗車拒否が後を絶たないとして、国土交通省が業界団体を通じて全国のタクシー事業者に「道路運送法に違反しており、確認された場合は厳正に対処する」との通達を出したことが26日、分かった。19日付。悪質な業者には車両の一時使用停止を含めた行政処分も検討している。
国交省は多くの車いす利用者の訪問が予想される東京五輪・パラリンピックを見据え、車両購入に補助金を出してUDタクシーの普及を進めている。昨年11月にも乗車拒否をしないよう通達を出すなど対策を取ったが、大会開幕まで1年を切ってもなお、現場で徹底されていない。担当者は「大会時に恥ずかしくないよう、拒否が起きないようにしたい」と話した。
通達は不当な乗車拒否となるケースを列挙。①客が電動車いす利用者である②スロープの設置方法が分からない③乗り降りに時間がかかる④研修を受けていない⑤実際はUDタクシーとして運用していないーことを理由に拒否するのは不当とした。(共同)
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