Wednesday, September 21, 2016 10:24 AM

G7外相会合、北朝鮮対応で連携 「さらなる重要措置取る」

 日米などの先進7カ国(G7)は20日午後(日本時間21日午前)、ニューヨークで外相会合を開き、北朝鮮による核・ミサイル開発の阻止に向けた連携を確認した。「さらなる重要な措置を取る」として、国連安全保障理事会での新たな制裁決議を含め厳しい対応で臨む方針も示した。中国の南シナ海での軍事拠点化や、沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた中国公船の領海侵入など東シナ海の情勢に関して懸念を共有。こうした討議を踏まえた共同声明も発表した。

 会合には、岸田文雄外相、ケリー国務長官、英国のジョンソン外相のほかフランス、ドイツ、イタリア、カナダの外相らが出席した。

 声明は、北朝鮮の核実験と相次ぐ弾道ミサイル発射を「最も強い表現で非難する」と強調。挑発行為は断固容認しないとの結束を示した形だ。併せて、拉致問題を即時に解決するよう求めた。(共同)