Wednesday, September 21, 2016 10:25 AM

ボツワナも象牙禁止に賛成 国内取引、日本は窮地に

 アフリカゾウの生息国の一つ、ボツワナは21日までに、国際自然保護連合(IUCN)総会で今月10日に採択された、各国内の象牙取引禁止を求める勧告に賛成したことを、フェイスブックの公式ページなどで明らかにした。

 ボツワナはワシントン条約で取引が規制された後も、特例で日本などに在庫象牙を輸出してきた国の一つ。深刻なゾウの密猟を防ぐため、国際取引だけでなく、各国内の象牙取引禁止を求める機運が高まる中、環境保護団体などは「象牙取引容認派」だったボツワナの表明を歓迎している。

 24日に南アフリカで始まるワシントン条約の締約国会議でも、米国などは国内取引禁止を各国に求める決議案を提案している。国内市場を持ち、決議案に反対する方針の日本は、より厳しい立場に追い込まれそうだ。(共同)