Tuesday, December 03, 2019 9:26 AM

北朝鮮、米に年内選択迫る 「Xマスプレゼント」警告

 【北京共同】北朝鮮外務省のリ・テソン米国担当次官は3日、談話を発表し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射中止などへの見返り措置を年末までに示すよう米国に改めて要求した。「クリスマスプレゼントに何を選ぶかは米国の決心次第だ」と強調。進展がなければ対抗措置を取ることを示唆し、けん制した。朝鮮中央通信が伝えた。

 韓国の情報機関、国家情報院によると、北朝鮮北西部東倉里の「西海衛星発射場」付近で車両の動きが増加。外交筋によると、別の場所でもミサイル関連とみられる動きがあり、人工衛星打ち上げや長距離弾道ミサイル発射を警戒している。

 米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は11月20日の議会公聴会で、年末の期限は「北朝鮮が設定した人為的なもの」だとして、とらわれない立場を強調。年明けにかけて情勢が緊張しそうだ。