Wednesday, December 11, 2019 9:23 AM
紹介状なし負担の病院拡大 厚労省、200床以上も対象
厚生労働省は11日、紹介状なしで大きな病院を受診した患者に、初診で5000円以上の追加負担を求める制度を巡り、2020年度から対象を現在のベッド数「400床以上」から「200床以上」の病院に拡大すると決めた。中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で同日、了承された。対象病院は、現在の全国420から約670に増える。
大病院は専門的な医療を担い、それ以外は地域の診療所などが担当するといった役割分担を進める狙い。厚労省は軽い症状の患者には、まずは身近なかかりつけ医に診てもらいたい考えだ。
紹介状なしの患者に対する追加負担の対象拡大は来年4月から。200床以上の病院でも患者から原則1〜3割の窓口負担に加え、初診料とは別に初診の際には5000円以上を徴収することが義務化される。再診では2500円以上となる。診療所などで紹介状の費用750円(自己負担3割の場合)を支払えば、大病院で追加負担はかからない。(共同)
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