Friday, December 13, 2019 9:35 AM

英総選挙、与党単独過半数 1月にEU離脱へ

 【ロンドン共同】欧州連合(EU)離脱問題の命運が懸かった英下院(定数650)総選挙が12日実施され、13日までの開票の結果、ジョンソン首相率いる与党保守党が過半数を獲得して大勝した。少数与党から脱却し、来年1月に離脱を遂げるとした公約の実現は確実な情勢。来週にも議会審議を再開し、EUとまとめた離脱合意案の承認取り付けを急ぐ。最大野党の労働党は選挙前議席を大幅に減らした。

 ジョンソン氏は勝利を受けてロンドン市内で演説し「予定通り1月末までにEUから離脱する。言い訳はしない」と強調。第2次政権を始動させるため、首相任命権を持つエリザベス女王とバッキンガム宮殿で面会した。一方、労働党のコービン党首は次の選挙までに党首を辞任する意向を示した。

 BBC放送によると13日午前10時(日本時間同午後7時)までに649議席が確定。保守党は選挙前の298から364へ大幅に増やした。労働党は対照的に243から203へ激減した。