Thursday, December 19, 2019 9:21 AM

ロシア、CASに提訴へ 五輪など除外処分問題で

 【モスクワ共同】タス通信によると、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の監督委員会は19日、モスクワで会合を開き、ロシア選手団を東京五輪・パラリンピックなど主要大会から4年間除外するとした世界反ドーピング機関(WADA)の処分を不服として、スポーツ仲裁裁判所(CAS、本部ローザンヌ=スイス)に提訴することを決定した。

 今後はCASの判断が焦点となり、聴聞会などを通じて処分の妥当性などで結論を出す。WADAはCASの最終判断が来年3月か4月にも出ると期待しており、潔白を証明した選手に与える個人資格の審査や国歌使用など東京五輪に向けたガイドライン策定を急ぐ。

 監督委は7人で構成。5人が提訴に賛成し、陸上女子棒高跳び五輪金メダリストのエレーナ・イシンバエワさんら2人が態度を留保した。イブレフ委員長によると、処分に賛同しないという通知をWADAに10〜15日の間に送る。