Thursday, September 22, 2016 10:40 AM

円上昇、一時100円前半 米利上げ見送りで

 22日のアジアの外国為替市場で円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=100円台前半をつけた。約1カ月ぶりの円高ドル安水準。21日に米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを見送り、日銀はマイナス金利の拡大に動かなかったため、日米の金利差が縮小するとの見方から円を買う動きが優勢となった。

 上海では22日午前、一時1ドル=100円10銭まで円高が進んだが、その後はドルが買われ、午後4時15分現在は1ドル=100円73銭。

 欧米市場でも流れを引き継ぎ、1ドル=100円台半ばで推移。22日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午前8時半現在、前日比34銭円安ドル高の1ドル=100円60〜70銭をつけた。ユーロは1ユーロ=1.1230〜40ドル、113円05〜15銭。(共同)