Monday, January 13, 2020 9:05 AM

コーニング、車の曲面ディスプレイ向け技術を商品化へ

 ガラス大手コーニング(Corning、本社ニューヨーク州)は、独自の「ColdForm」技術を自動車用の曲面ディスプレイシステム向けに商品化する計画を発表した。

 同社は計画の一部として、コクピット・エレクトロニクスを専門とする自動車部品大手ビステオン(Visteon、本社ミシガン州)と協力する。ColdFormは、より大型の統合された曲面ディスプレイデザインを可能にする技術。ビステオンは、コーニングの専門知識を活用して増加する大型曲面ディスプレイの需要に対応できる。ビステオンは「ColdForm技術の活用は、デジタルクラスターおよび統合型センタースタック用途に業界最高品質の曲面ディスプレイモジュールをコスト効率良く提供するという当社の目標を支える」と話している。

 コーニングは、透明で頑丈かつ軽量の窓やサンルーフに使える高性能車載用ガラス「ゴリラガラス」を業界に供給する。ゴリラガラスはデジタルディスプレイにも適しており、車のセンターコンソールとナビゲーションシステムを究極の「副操縦士」に変えられるという。