Monday, January 13, 2020 9:24 AM

女子メダリストが亡命表明 イラン、体制を批判

 【テヘラン共同】イラン女子で史上初の五輪メダリストとなったテコンドーのキミア・アリザデ選手(21)が13日までに、イランの体制を批判し、同国から亡命する考えを自らのインスタグラムで表明した。亡命先は明らかにしていないが、イラン学生通信によると、既にオランダに入国したという。

 アリザデ選手は2016年のリオデジャネイロ五輪のテコンドー女子57キロ級で銅メダルを獲得した。オランダ代表として、東京五輪出場を目指すとの見方も出ている。

 アリザデ選手はインスタグラムに「私はイランで抑圧されている多数の女性のうちの一人だ。命じられたことを繰り返してきた」と投稿。「偽善やうそ、不正の一部になりたくはないので、痛みと困難がある道を選んだ。五輪で金メダルを取るより難しい決断だった」などと体制を批判した。