Tuesday, January 14, 2020 9:25 AM
英女王、王子の独立容認 新生活実現へ「移行期間」
【ロンドン共同】英王室のヘンリー王子(35)夫妻が主要公務から引退する意向を示したことについて、祖母に当たるエリザベス女王(93)は13日に声明を発表し「より独立した生活」を目指すとした王子一家の望みを「理解、尊重する」とし、容認する考えを表明した。北欧のように王室のスリム化を図る可能性が取り沙汰されている。
王室からの財政負担の在り方や王子一家の警備など複雑な課題を抱えるため、新生活が正式に始まるまでの「移行期間」を設ける方針も明らかにした。期間は不明だが、その間の夫妻のカナダ滞在も認める考え。今後の主な対応や方針については数日以内の最終決着を目指すとした。
女王は同日、これに先立ち英東部の御用邸に王室主要メンバーを緊急招集し、異例の「家族サミット」を開催。BBC放送によると、王子に加え、父のチャールズ皇太子(71)や兄のウィリアム王子(37)も参加した。ヘンリー王子の妻メーガン妃(38)は現在、昨年生まれた長男アーチーちゃんと共にカナダに滞在中。会議には電話などで参加した可能性がある。
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