Tuesday, January 14, 2020 9:27 AM

脅威の有無「問題でない」 トランプ氏、揺らぐ根拠

 【ワシントン共同】トランプ大統領は13日、米軍が殺害したイラン精鋭部隊のソレイマニ司令官が米側に切迫した脅威を与えていたかどうかについて「彼の恐ろしい経歴を考えれば、大した問題ではない」とツイートした。「自衛権の行使」だとして殺害を正当化する根拠について、トランプ政権の説明が揺らいでいる。

 トランプ氏は10日、殺害の根拠を明確に説明しないことへの批判の高まりを受け、ソレイマニ氏が米国の「四つの大使館」に攻撃を計画していたと主張した。だが、CNNテレビは13日、国務省当局者2人の話として、同省が具体的な脅威について特定の在外公館に注意喚起したことはなかったと報じた。

 エスパー国防長官も12日のテレビ番組で「四つの大使館」への脅威に関する証拠には触れていないと述べている。