Thursday, January 16, 2020 9:47 AM

左派有力候補2人に亀裂 民主党「うそつき」応酬に

 【ワシントン共同】11月の米大統領選に向け野党民主党から出馬している最左派の有力2候補、サンダース上院議員(78)とウォーレン上院議員(70)の亀裂が深まっている。14日の候補者討論会後に口論する姿をテレビが15日に放映。12人の混戦が続く民主候補者レースでは左派票の行方が焦点の一つで、2人の対立が注目を集めている。

 「全国放送のテレビで私をうそつきと呼んだ」。ウォーレン氏は討論会が終わるやいなやサンダース氏に詰め寄り、まくし立てた。握手を拒否されたサンダース氏は「あなたが私をうそつきと呼んだ」と応酬に。「議論するならしてもいいが、今はよそう」と返し、その場は終わった。

 もともと2人はともに格差是正を訴え、私的にも良好な関係だったが、サンダース陣営が運動員に「ウォーレン氏の支持者は高学歴の裕福な人で、民主党の新たな基盤づくりに貢献しない」と有権者に伝えるよう指示していたことが先週判明し、悪化した。