Friday, January 17, 2020 9:25 AM
イラン指導者、米を非難 司令官殺害「卑劣な暗殺」
【テヘラン共同】イラン最高指導者ハメネイ師は17日、革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官殺害について「卑劣な暗殺だ。イランは強力に反撃した」と米国を非難した。首都テヘランの金曜礼拝で説教した。イラン国営メディアによると、同師の金曜礼拝での説教は2012年以来、約8年ぶり。
司令官殺害とイランの報復攻撃で米イランの敵対関係が強まる中、誤射によるウクライナ機撃墜によってイラン指導部の求心力は低下。同師には説教を通じて国民の反米感情を高め、国の結束を強める狙いがある。
ハメネイ師は説教で「米国は、中東でのテロ封じ込めを進めた最も有能なソレイマニ司令官を暗殺した」と批判。革命防衛隊による8日の対米報復攻撃については「米国の顔に平手打ちを食らわした。米国は顔をつぶされた」とたたえた。
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