Tuesday, January 21, 2020 9:33 AM

東芝機械に敵対的TOB 旧村上ファンド系、43%超

 旧村上ファンド系の投資会社、シティインデックスイレブンス(東京)は21日、工作機械大手の東芝機械に対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。最大で259億円を投じ、東芝機械株の保有比率を43・8%に高めることを目指す。買い付け期限は21日〜3月4日。

 東芝機械はTOBに反対する姿勢で、敵対的TOBとなる見通し。シティ側は東芝機械株の12・8%を既に保有している。東芝機械はシティ側からのTOB開始通告を受け、他の既存株主に新株予約権を割り当てて買収者の保有比率を引き下げる買収防衛策を導入しており、双方の攻防が激しくなりそうだ。

 シティ側は、東芝機械が買収防衛策の導入を株主総会に諮らず取締役会決議で決めたことを「経営陣の保身のためだ」と批判。防衛策が発動されれば裁判所への差し止めの仮処分申請も辞さない構えだ。東芝機械は21日、買収防衛策で定めた手続きをシティ側が無視してTOBを発表したことに対し「株主の適切な判断の機会を奪うもので、誠に遺憾」とのコメントを発表した。(共同)