Friday, September 23, 2016 10:18 AM

ローマ初の女性市長、苦境 就任3カ月、未熟さ露呈

 ローマ初の女性市長として注目を集める新興の草の根組織「五つ星運動」のビルジニア・ラッジ氏(38)は23日、就任から約3カ月を迎えた。若さとクリーンなイメージで市政改革に挑むが未熟さが露呈、市幹部らが次々に辞任するなど、早くも苦境に立たされている。

 腐敗撲滅を掲げ6月のローマ市長選で勝利したラッジ氏は弁護士で1児の母。「美人市長」として国内外メディアの注目を集めた。

 しかし船出早々、市幹部の一人を年間約20万ユーロ(約2260万円)の高額報酬で起用したことが暴露され、幹部は辞任。市政運営への不満などを理由に助役や予算担当幹部らも辞任した。(共同)