Tuesday, February 04, 2020 9:21 AM

米政権の為替政策

 トランプ政権は巨額の貿易赤字の一因に、貿易相手国の通貨安誘導があると見なし、関係国に圧力をかけている。昨年8月から今年1月にかけて中国を「為替操作国」に認定。貿易交渉の「第1段階」合意にも「不公正な輸出競争力を得るための為替操作を回避する」との文言が盛り込まれた。メキシコ、カナダと結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定では、通貨安競争を防ぐ為替条項が入った。一方、1月に発効した日米貿易協定では、米側が求めていた為替条項は入らなかった。(共同)