Thursday, February 06, 2020 9:36 AM

バイデン氏、苦戦認める 初戦州で「1発食らった」

 【ワシントン共同】11月の米大統領選の民主党候補指名を目指す党重鎮バイデン前副大統領(77)は5日、初戦となった3日のアイオワ州党員集会での苦戦を認めた。中道候補として本命視されてきたが、11日に第2戦となる予備選のある東部ニューハンプシャー州で開いた集会で「取り繕おうとは思わない。腹に1発食らった」と語った。

 現地の組織構築の遅れや、かつてほど演説に切れがなく市民との直接対話を怠ったことが背景にあるとの声が出ている。

 焦りからか、5日の集会では珍しく他候補を批判。初戦を優位に進めたインディアナ州の前サウスベンド市長ブティジェッジ氏(38)を「10万人の市長よりも大きな仕事をしたことがない人物を党候補にするのは危険だ」と攻撃した。