Thursday, February 06, 2020 9:38 AM

中国、40都市で外出規制 新型肺炎で対応強化

 【北京、上海共同=鮎川佳苗、木梨孝亮】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者は6日も中国を中心に増え、同国では各地で外出規制が広がった。同国メディアによると、患者が集中する湖北省以外でも、6日までに40以上の都市でさまざまな対策が取られた。習近平指導部は感染拡大阻止へ全国規模で対応を強化している。

 中国では感染による死者が計563人、感染者は計2万8018人に上った。

 浙江省温州市や福建省福州市、黒竜江省ハルビン市などでは、食料品などの買い出しを1世帯で1人だけ数日ごとに認め、通院などを除き外出を制限する措置を始めた。浙江省杭州市では、生活必需品の購入は2日ごとに世帯で1人だけ許可。多くの都市で住民の体温検査や出入りの際の身元確認が強化された。