Monday, February 10, 2020 9:19 AM
感染の恐怖、街覆う 在宅勤務、自主休業続く
【北京、上海共同】中国各地の企業や店舗は10日、春節(旧正月)に伴う休業明けの営業再開日を迎えた。実際には在宅勤務や自主休業が続き、街は新型コロナウイルス感染への恐怖に覆われている。レインコートやヘルメットなど“重装備”で歩く人もいた。
10日朝、北京の地下鉄駅では係員が非接触型の体温計を乗客にかざし、マスク着用を求める映像を繰り返し流していた。北京の国有企業では10日、湖北省武漢から戻って発熱した人が出社していたことが判明。ビルを封鎖して消毒する騒ぎになった。
上海では多くの企業が在宅勤務を選択。少しでも身体を外気にさらさないよう、レインコートを羽織ったり、フルフェースのヘルメットをかぶったりして出歩く人もいた。飲食店の女性従業員は「商売にならない。この状態がいつまで続くのか」とため息を漏らした。
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