Monday, September 26, 2016 10:20 AM

金融サービスの家計負担増 10月、マイナス金利響く

 10月からの暮らしは、日銀のマイナス金利政策の影響で、一部の現金自動預払機(ATM)の手数料有料化や保険料の値上げが予定され、金融サービス関連の家計負担がじわりと増す。一方で新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」での買い物など次世代のサービスや製品も登場し、消費者は技術の進歩を実感できそうだ。

 ゆうちょ銀行はATMによる同行口座間の送金手数料を9年ぶりに復活させる。これまでは何度使っても無料だったが、10月1日から月4回目以降は1回当たり123円の手数料を取る。マイナス金利で収益が圧迫されており、利用頻度の高い顧客に負担を転嫁する。

 市場金利の低下で運用難に悩まされている生命保険業界では、日本生命保険が貯蓄性の高い一時払い終身保険の保険料を、10月1日以降の契約から値上げする。明治安田生命保険は同様の商品の販売を休止する。(共同)