Tuesday, February 11, 2020 9:29 AM

トルコ、シリアに報復攻撃 「101人殺害」と主張

 【カイロ共同】シリア北西部イドリブ県で10日、アサド政権軍による砲撃を受けてトルコ兵士5人が死亡、5人が負傷した。これに対しトルコ軍は同日、大規模な報復攻撃を実施。トルコ国防省によると、政権側の標的115カ所を攻撃、戦車などを破壊し101人を殺害したと主張した。

 シリア人権監視団(英国)によると、アサド政権軍は進攻を続け、首都ダマスカスと北部の大都市アレッポを結ぶ主要道路「M5」を11日に制圧した。イドリブ県への攻勢がさらに容易になり、反体制派を支援するトルコ軍との交戦が激化する可能性がある。

 トルコのエルドアン大統領は11日、アサド政権軍が攻撃を続ければ「大きな代償を払うことになる」と警告した。