Wednesday, February 12, 2020 9:24 AM
第2弾ファンド規模縮小へ 投資不振でソフトバンクG
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は12日、第2弾の巨額投資ファンドを当初計画よりも規模を縮小して運用を始めることを検討していると明らかにした。ファンド事業の不振で資金集めが難航しているもようだ。2019年4〜12月期連結決算もファンドによる損失が響き、本業のもうけを示す営業損益は赤字となった。
第1弾の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を通じた巨額投資を進めてきたが、共有オフィス「ウィーワーク」運営のウィーカンパニーの企業価値が大きく落ちたことなどで多額の損失が出た。海外の先端企業に投資する孫氏の戦略に陰りが見えている。
孫氏は東京都内で開いた決算会見で、ファンド運営に関し「少し規模を縮小してやるべきだと思っている」と述べた。当面は小規模ファンドで実績を上げ、後に投資を拡大する考えを示した。(共同)
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