US Frontline News

Wednesday, February 12, 2020 9:26 AM

左派サンダース氏勝利　米民主第2戦、若手と接戦

　【マンチェスター（ニューハンプシャー州）共同】11月の米大統領選でトランプ大統領（73）と対決する民主党の候補指名争いの第2戦、ニューハンプシャー州予備選が11日行われ、左派サンダース上院議員（78）が勝利した。初戦のアイオワ州党員集会に続き、中道若手の前インディアナ州サウスベンド市長ブティジェッジ氏（38）と僅差で首位を争う大接戦となり、序盤戦は非主流派の両氏が好スタートを切った。

　第3戦となる22日のネバダ州党員集会が今後の展開を占う試金石となる。本命視された主流派で党重鎮のバイデン前副大統領（77）は瀬戸際に立たされた。

　サンダース氏は米社会の貧富の格差是正に重点を置き「民主社会主義者」を自任。国民皆保険制度導入や大学無償化などを公約に掲げ、若者を中心に支持を集めた。11日、支持者を前に勝利宣言し「ドナルド・トランプ（大統領）の終わりの始まりだ」と述べた。