Thursday, February 13, 2020 9:36 AM

米朝交渉担当の異動相次ぐ トランプ氏、関心低下か

 【ワシントン共同】北朝鮮の非核化を巡る米朝交渉が行き詰まる中、トランプ政権で対北朝鮮交渉チームの主要メンバーの人事異動が続いている。11月に大統領選を控え、成果の見込めない非核化交渉に対するトランプ大統領の関心が低下している“証拠”との見方もあり、北朝鮮の核・ミサイル戦力強化が進む恐れがある。

 米朝実務協議を主導してきたビーガン北朝鮮担当特別代表は昨年12月、国務副長官に就任。特別代表も兼務するが「副長官の仕事が忙しすぎて、北朝鮮問題に注力できない」(外交筋)状況に陥っている。

 この後、北朝鮮政策を事実上率いてきたのは北朝鮮担当特別副代表を務めるアレックス・ウォン国務副次官補だったが、ホワイトハウスは今月11日、国連代表部の幹部ポストへ転任する人事を発表した。