Thursday, February 13, 2020 9:36 AM

自動車大手6社が損益悪化 米中摩擦で販売低迷

 自動車大手7社の2019年4〜12月期連結決算が13日、出そろった。米中貿易摩擦の影響で世界的に販売が低迷し、純損益はトヨタ自動車を除く6社で悪化し、減益や赤字転落となった。米国と並ぶ巨大市場の中国では新型コロナウイルスの感染拡大が生産のブレーキとなり、さらなる業績悪化の懸念も強まっている。

 トヨタは高級ブランド「レクサス」の販売が伸び、売上高が前年同期比1.6%増の22兆8301億円、純利益が41.4%増の2兆130億円と好調だった。

 ホンダは部品不具合で軽ワゴン車「N-WGN」の生産を一時停止した影響で純利益が22.1%減の4852億円の減益だった。日産自動車は新車投入の遅れなどで87.6%減の392億円、SUBARU(スバル)は円高が響き5.4%減の1116億円となった。(共同)